「知識0でもわかりやすい」
‶油圧”の仕組みとは?!
すべての動きを油圧で制御するから、パワフルでバランスの取れた
とても大きな力を出すことができます。
レバー操作するだけでユンボは走行や旋回、作業機部(ブーム、アーム、バゲット)の動作をパワフルに同時に行えます。
大きな岩を砕く、高層ビルの解体、気温が高いような人が近寄るには
危険な場所だって、ラジコンでだって操れます。
「じゃあ、なんでこんなに強いパワーを出せるのか?」
油圧の仕組みで有名な、パスカルの法則が使われているからです。
「人は考える葦である」で知られているフランスの哲学者ブレーズ・パスカル(1623~1662)が発見した原理が応用されています。
『油圧とは・・・?』
「閉ざされた空間に油を封じ込めて、その圧力を離れた場所に伝え、
その力をコントロールして驚異的なパワーを出す技術」で、密閉された容器内の流体(水や油など)の一部に圧力が加わると、それが流体のすべてに伝わるという仕組みです。
身近な例だと
『スニーカーで足を踏まれた時より、ハイヒールで踏まれたほうが何倍も痛いΣ』のは
この仕組みと同じもので
ハイヒールの一点に、全体重の圧力がかかるからです。
圧力は‶押す力″と‶力の加わる面積”に関係していて
〖押される面積が小さいほど、かかる圧力は大きくなります〗
断面積が小さいと小さな力でも圧力は大きくなるので、
ユンボは驚異的な力を発揮できるのです。
この‶圧力原理”を使うことがまさにユンボのパワーの秘密です。
‶驚異的な油圧パワー”
「油圧は‶油”ではなく水じゃ、だめなのでしょうか?」
水だと欠点があります。
高温で蒸発してしまったり、凍ったり、漏れやすく、粘土がなくサラサラ、
さらに水と鉄を一緒にすると鉄は錆びます。
ユンボの内部がボロボロになり、壊れる原因にもなってしまいます。
それに比べ‶油”は
粘性や沸点、金属との相性も良く
全てに『丁度いい』のです。
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